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2007年5月14日 (月)

家から一歩踏み出すと

見切り発車であっても体を動かすと
不思議と体もついてくる。
暫くジメジメした部屋に閉じこもっていたせいか
天気が良い事もあり
体を外の世界に置いてみたくなる。

人はいつ旅に出たくなるのでしょうか。
何かしらの目的がある時であったり
現在の状況から逃げ出したい時であったり
見知らぬ世界に身を預けたい時であったり
その都度様々な状況下で思いを馳せるモノでしょ。

アイルランドでギネスを飲んで
ベルギーでフライドポテトを食べて
フランス人に馴染めなくて
イタリアで牡蠣にあたってしまって
オランダで飛行機を乗り過ごしてしまった事は
随分昔のようだけれど
あの時は何を考えていたかは
さらに遠い記憶のような気がしてくる。

あの日の思い出は
若かりし日々の思い出なんて
簡単に言う事はできるけれど
心の中では「そんなもんじゃ無い」と
いつも頭の中で吠える。

そう易々と説明出来ない複雑さが
思いもよらない結びつきで
今まで生きた人の誰もが解明出来ない
独自の質感的なモノを
僕の脳裏に焼き付けている。

外に出て行く事は
いつだって予測のつかない事態に直面する
自分自身に対する覚悟だった。
覚悟無くフラフラしているだけでは
それなりの経験が出来ても
それなりに納まる。
そして何かを持ち帰る事は出来ない事を
少なからず体得してきた。

「旅は良いよ」
なんて気軽に言えたもんじゃ無い。
家を一歩出るだけでも
ある程度の覚悟が必要になる。

友達の一人は今南米に辿りついたらしい。
また、別の一人は
旅の途中で日本に途中下車したらしい。
どんな話が聞けるか楽しみではある。

そして自分がどんな覚悟をして
外に出るのか、
恐ろしくもあり
待ち遠しくもあったりする。



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